上方文化講座は、大阪「ミナミ」の劇場文化再興を目指すとともに、道頓堀での伝統芸能文化の再生、伝統芸能文化への関心を深め、地元文化を再認識し、次世代への継承を目的としております。
●落語家
桂 米團治 かつら よねだんじ
尼崎市立武庫東小学校、尼崎市立武庫中学校、兵庫県立尼崎北高等学校出身。
在学中に交換留学でドイツに行って以来ドイツ通になる。関西学院大学文学部
在学中の1978年8月に父米朝に入門し兄弟子2代目桂枝雀の命名で3代目桂小
米朝を名乗る。同年10月、金毘羅会館「桂米朝落語研究会」にて「東の旅・発
端」で初舞台。以降、様々な落語会に出演。1992年には「大阪府民劇場賞」奨
励賞受賞。2008年10月4日午前5時55分(同日の大阪での日の出時刻)に5
代目桂米團治襲名。
ホームページ http://www.yonedanji.jp/
●講談師
旭堂 南青 きょくどうなんせい
1980年大阪出身。大阪府立東住吉高等学校芸能文化科(4期)卒、近畿大学文芸学部 卒業し、2004年に旭堂南左衛門に弟子入り、南青となる。現在、上方講談協会所属。
大阪、京都、東京で講談会を開催し、また、2018年に奈良ソムリエとして奈良市観光大使就任。
ホームページ https://nanseint.wixsite.com/nansei
●郷士坂本家十代目当主
坂本 匡弘(さかもと まさひろ)
【職業・現職】SBIホールディングス 情報システム部門長
【略歴】1965年、東京都小平市出身。大学卒業後、ソフトバンクに入社し、ソフトバンク・テクノロジー、ソフトバンク・インベストメントを経て、現在のSBIホールディングスに在籍。情報システム部門長を努める。おもに土日祝日等は、各地、坂本龍馬関係のイベントに参加。
【肩書き/役職】高知県観光特使、全国龍馬社中常任相談役、北海道坂本龍馬記念館顧問、ふるさとテレビ顧問、ソニー龍馬会顧問、日本橋龍馬会顧問、北海道 道援隊顧問、ヤマト龍馬会顧問、小田原藩龍馬会名誉会員
西郷 隆夫(さいごう たかお)
【職業・現職】株式会社ナンシュウ代表取締役
【略歴】1964年、兵庫県神戸市出身。中京大学法学部法律学科卒業後、㈱大丸松坂屋百貨店食品部入社し、(有)フェスティバロを経て、2015年4月 西郷隆盛銅像展望ホール・K10カフェをOPEN。その傍らで、西郷隆盛にまつわる歴史を語る活動にも力を入れる。
【肩書き/役職】 のべおか観光大使、西郷家二十四日 会員、公益社団法人 西郷南州顕彰会 会員、特定非営利活動法人 西郷隆盛公奉賛会 理事、鹿児島県人会西区会員、一般社団法人 薩摩士魂の会、鹿児島支部会員損害保険ジャパン日本興亜㈱ 鹿児島支店 顧問
●加治木島津家第十三代当主
島津 義秀(しまづ よしひで)
【職業・現職】精矛神社宮司 薩摩琵琶弾奏家
【略歴】1964年、大阪府泉佐野市出身。母方の姓を継ぎ、大学卒業後、母の郷里鹿児島へ移住。学生時代より、薩摩琵琶、薩摩に伝わる幻の笛「天吹(てんぷく)」及び一撃必殺剣と恐れられた「野太刀自顕流」(通称:薬丸流)を習得。
現在、鹿児島県姶良市加治木町で戦国武将・島津義弘公を祀る精矛神社宮司職の傍ら、青少年育成現場「青雲舎」を2000年に復興。薩摩琵琶、天吹、野太刀自顕流の研鑽普及に励む。
【肩書き/役職】鹿児島県ユニセフ協会会長、鹿児島国際大学及び県立短期大学非常勤講師
●講談師
旭堂 南舟(きょくどう なんしゅう)
1975年 東大阪市出身
1994年大阪府立加納高校卒業後、会社員に
2008年 講談師・旭堂南左衛門に弟子入り
古きを受け継ぎながら、一方で大好きな高校野球をネタに取り入れたりと新しい講談に挑む
●人形浄瑠璃文楽座 太夫
豊竹 呂太夫(とよたけ ろたゆう)
[芸 歴]
昭和42年 8月 三代竹本春子太夫に入門 祖父十代豊竹若太夫の幼名の豊竹英太夫と名のる
昭和43年 4月 大阪毎日ホールで初舞台
昭和44年 7月 昭和44年4月春子太夫の逝去により竹本越路太夫の門下となる
平成29年 4月 大阪・国立文楽劇場において、六代豊竹呂太夫を襲名、「菅原伝授手習鑑・寺子屋の段」で披露
[受賞歴]
昭和46年 9月 国立劇場奨励賞
昭和53年 1月 昭和52年度文楽協会賞
平成 6年 1月 第13回(平成5年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
平成15年 1月 第22回(平成14年)国立劇場文楽賞文楽優秀賞
平成29年 8月 第47回JXTG音楽賞(邦楽部門」
平成30年 4月 第37回(平成29年度)国立劇場文楽賞文楽優秀賞
●早稲田大学教授、早稲田大学演劇博物館副館長
児玉 竜一(こだま りゅういち)
1967年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。早稲田大学助手、東京国立文化財研究所芸能部研究員、日本女子大学准教授などを経て、早稲田大学教授。早稲田大学演劇博物館副館長として、展示等にも携わる。専門は、歌舞伎研究と評論。朝日新聞で2005年から歌舞伎評を担当。共編著に『カブキ・ハンドブック』(1993・新書館)、図録『よみがえる帝国劇場展』(2002・早稲田大学演劇博物館)、『能楽・文楽・歌舞伎』(2002・教育芸術社)、『映画のなかの古典芸能』(2010・森話社)、『最新歌舞伎大事典』(2012・柏書房)など。
●人形浄瑠璃文楽座 三味線
竹澤 團吾(たけざわ だんご)
[芸 歴]
昭和62年 国立劇場文楽第12期研修生となる
平成元年4月 竹澤團七に入門、 竹澤團吾と名のる
平成元年7月 国立文楽劇場で初舞台
●上方舞 山村流六世宗家
山村 友五郎(やまむら ともごろう)
大阪の山村流宗家に長男として生まれる。祖母の山村流四世宗家・山村若、母・山村糸のもと、幼少より修業する。平成4年、早逝した糸に五世宗家を追贈し、六世宗家 山村若を襲名。流祖・友五郎よりの歌舞伎舞踊と、京阪神で発展した座敷舞(地唄舞)という二つの流れを大切に、伝統の維持継承に力を注ぐ。
平成18年、創流二百年祭を開催。同26年、長男・侑に若の名を譲り、山村友五郎(三代目)を襲名する。一門の舞踊会「舞扇会」を主催するほか、『五耀會』を結成し、日本舞踊の普及に努める。文楽、上方歌舞伎、宝塚歌劇、OSK等の振付、舞踊指導、門下育成に従事する。また、流儀に伝わる振りや文献から流祖所縁の演目の復曲にも意欲的に取り組んでいる。
文化庁芸術祭優秀賞、同新人賞、芸術選奨文部科学大臣賞、同新人賞、また、「三代目山村友五郎・四代目山村若 襲名披露舞扇会」の成果として平成26年昨年日本芸術院賞を受賞。
山村流ホームページ http://www.yamamuraryu.com/
●落語家
桂 吉坊(かつら きちぼう)
1981年(昭和56年)年8月27日、兵庫県西宮市生まれ。
1999年(平成11年)年1月10日に、桂吉朝に入門。
同年3月14日に「岡町落語ランド」において「東の旅〜煮売屋」で初舞台。
2000年(平成12年)年4月から桂米朝のもとで内弟子修業。
2003年(平成15)年4月に内弟子を卒業。
以後、古典落語を中心に舞台を重ねる。
2007年(平成19年)にはG2プロデュースの舞台
「地獄八景 浮世百景」で役者としてもデビュー。
2008年(平成20年)公開の映画「能登の花ヨメ」では謎の旅人として映画デビュー。
2011年(平成23年)咲くやこの花賞大衆芸能部門受賞。
ホームページ http://www.kichibo.net/